概要
あたし……で、ええんか。ほんまに。
病室で意識を取り戻したススム。
彼の目の前にいたのは、奇抜な服装と振る舞いの少女、リンドウだった。
リンドウはススム専属の介助用人工知能で、これから自分が生活を支援するという。
が、とても人工知能とは思えない破天荒な振舞いに翻弄され、ススムは戸惑う。
それでも二人で時間を過ごすうちに、やがて彼女に惹かれてゆくススム。
そんな彼に、リンドウはひとつの事実を打ち明ける。
……笑うなよ。あたしな、海、みたいんや。
いつか、君といっしょに。
いつもありがとうございます。いただいた想いは全力で文字に落とし込みます。わたしを信じて、ついてきて。