概要
アイドルを辞めた瞬間、私はからっぽになってしまった
花俣香織(はなまたかおり)は所属していたアイドルグループが解散してから、ニートになっていた。
同じグループだった子は、他のグループでアイドルとして頑張っていたり、会社に就職したり、資格の勉強をしたり、皆前に向かって生きていた。
彼女だけが停滞していた。
そんなとき、ある祭りで、香織のファンだと言う人に出会う。
その人は香織のことを線香花火のようだと言った……。
同じグループだった子は、他のグループでアイドルとして頑張っていたり、会社に就職したり、資格の勉強をしたり、皆前に向かって生きていた。
彼女だけが停滞していた。
そんなとき、ある祭りで、香織のファンだと言う人に出会う。
その人は香織のことを線香花火のようだと言った……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!派手な打ち上げ花火だけが、アイドルの資質なんじゃない
「アイドル」というものに関して、優しい目線を感じさせられる作品でした。
香織はかつてアイドルグループに所属していたが、今は引退した身。
そして無気力なまま、現在の活躍しているメンバーの姿をテレビで見るばかりの日々を送る。
自分には何もない。他の引退したメンバーもそれぞれの才覚を生かし、何かの新しい道を目指そうとしている。
そんな劣等感に苛まれる日々を送っていたが、ある時に彼女の前に「一人の人物」が現れて……。
「アイドル」というと、成功するか否か、華やかであるか否か、という点で判断される印象が強くあります。
そして、「引退した後は、それからの人生は寂しいもの」と思われそ…続きを読む