モブ魔法研究者に転生したおっさん、うっかりラスボスを強くしてしまったので主人公とライバル悪役令嬢の先生になる

事故によって亡くなった葛城蓮太郎は、姪っ子が好きだった恋愛ゲームのモブキャラ、サガ・ハイゼンベルクに転生してしまう。

どうせ自分が何をしてもストーリーには関係ないだろう。
そんな軽い気持ちで魔法の研究に打ち込んだところ、見事詠唱の簡略化に成功する。
だが、その功績を奪われた挙句、ラスボスの弱点をカバーしてしまう研究だったと気づいたハイゼンベルクは、なんとかラスボスを倒すためにゲームの主人公とライバルの悪役令嬢の先生になるのだった。

劣等生の二人を教育していくなかで、ハイゼンベルクはかつての己の研究をも覆す新たな魔法を編み出していく。

「私は精神年齢だけならもう40だ。いまさら若い娘と恋愛なんてできるか」

とか言いつつ、二人からガンガン好かれてしまうのだが……。