概要
「魔王を討ったのは勇者殿だ。何か疑念でもあると貴殿は言うのか?」
女神の加護を受けた勇者サイモン・ハルト。
魔王を倒した最終決戦から5年、久しぶりに人々の前に姿を現した英雄は、王国内に残された迷宮を歴訪しついには辺境にあるうらぶれた迷宮街カーザストローベにやってくる。
傭兵くずれの剣士クリストフ率いる探索者パーティは道案内役としてそんな勇者に同行する事になるが、目的の探索を終えようという頃合いになって、女騎士アレクシアだけが一人離脱を促される事になって……。
* * *
「パーティ追放」から始まる物語に挑戦してみました。
いや、追放で始まるけどとくにざまぁ要素はないか?
なんだかんだで世間に求められている真逆のお話になってしまった気もしますが……。
魔王を倒した最終決戦から5年、久しぶりに人々の前に姿を現した英雄は、王国内に残された迷宮を歴訪しついには辺境にあるうらぶれた迷宮街カーザストローベにやってくる。
傭兵くずれの剣士クリストフ率いる探索者パーティは道案内役としてそんな勇者に同行する事になるが、目的の探索を終えようという頃合いになって、女騎士アレクシアだけが一人離脱を促される事になって……。
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「パーティ追放」から始まる物語に挑戦してみました。
いや、追放で始まるけどとくにざまぁ要素はないか?
なんだかんだで世間に求められている真逆のお話になってしまった気もしますが……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!こういう骨太な本格ファンタジーが読みたかった! 大勢に読まれてほしい。
冒頭、勇者パーティーから追放されるシーンからスタートするものの、まずその会話のやり取りや地の文からして文章力が非常にハイレベル、かつ、骨太な筆致で、「これは(カクヨムの中においては)ちょっと他とは違うぞ!」という期待に胸が膨らむ。
その後、読み進めていくと、期待はまったく裏切られることなく、読み応えのある物語が展開していき……女主人公アレクシアの逞しい行動と壮絶な過去、勇者サイモン・ハルトへの疑問、ひとくせもふたくせもある魔導士イザークという男の真意……など、など、「続きが気になる!」が増え、気づけば更新を楽しみにしている自分がいる。
がっしりと練られた物語という点で「本格」を味わう楽しみが…続きを読む