概要
司馬炎よ、貴様に天下をくれてやる
諸葛孔明が曹魏に迫るその年、曹操の孫曹竜は父やいとこと共に迎え撃つ。しかし混戦の中で父たちと離れ、蜀がわの陣に入り込んでしまった。そこで曹竜は、諸葛孔明の養子・諸葛瞻と出会い――。
天運が司馬氏へと移り変わるなか、曹氏の人々がいかに曹魏を守り抜き、晋王朝の成立と曹魏の最期を見届けたかを描く。
天運が司馬氏へと移り変わるなか、曹氏の人々がいかに曹魏を守り抜き、晋王朝の成立と曹魏の最期を見届けたかを描く。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!スケールでっか!!!批評の挟む余地なし!
これは小説なのですが、研究量の分厚さにちょっとやそっとじゃ、批評は出来ないものを感じます。私も三国志演義の大ファンを自認していますが、この作者亜咲加奈さんと比較するのも烏滸がましいにも程があるとなってしまう。
三国志ファン的に例えて言うなら
「それがしを蛍とすれば、亜咲は月のようなものでしょう」(徐庶が自分と孔明の才を比較してした際のセリフ)。
「亜咲か◯◯か、そのうち一人を得給えば、おそらくは、天下は掌にあろう。亜咲の学識は、高いも低いもない。ただ、大略を得ておる。」(司馬徽が臥竜と鳳雛の人物評をした際のセリフ)
とでもなろうか。
研究量がハンパなく、また、よくこの漢字を出したな…続きを読む