概要
君がこの指輪を奪うのが先か、僕に溺れるのが先か。楽しみにしているよ。
フランセス王国の先王の子シルヴィエは、現王の王妃誘惑及び王女殺害の罪で郊外の屋敷に軟禁され、処刑を待つ身だった。その屋敷にあると思われるブルーダイヤモンドの指輪を盗みに入ったマルセイユは、侵入を知られていたかのようにいとも簡単に捕まってしまう。
屋敷の主シルヴィエのもとに引き出されるマルセイユ。シルヴィエは、その王妃をも魅了したと言われる美貌のため、アイマスクを付けることを強いられていた。しかし、シルヴィエはアイマスクを外しマルセイユに素顔を晒した。そればかりか、マルセイユにこの屋敷でしばらく暮らすよう持ちかけて————。
甘く美しい日々と、忍び寄る現王の魔の手。マルセイユはシルヴィエを救うために奮闘するが、シルヴィエもまた譲れない想いのために戦っていた。
これはロマンスか、それともブロマンスか。盗人が王になるまでの軌跡の物語。
屋敷の主シルヴィエのもとに引き出されるマルセイユ。シルヴィエは、その王妃をも魅了したと言われる美貌のため、アイマスクを付けることを強いられていた。しかし、シルヴィエはアイマスクを外しマルセイユに素顔を晒した。そればかりか、マルセイユにこの屋敷でしばらく暮らすよう持ちかけて————。
甘く美しい日々と、忍び寄る現王の魔の手。マルセイユはシルヴィエを救うために奮闘するが、シルヴィエもまた譲れない想いのために戦っていた。
これはロマンスか、それともブロマンスか。盗人が王になるまでの軌跡の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その指輪は死を招くのか、それとも……
軟禁中の美貌の王子シルヴィエ、そのシルヴィエのいる屋敷へ指輪を盗みに入ったマルセイユ。
盗人なら処罰されるのかと思いきや、このシルヴィエがもの好きなのかなんなのか、盗みに入ったマルセイユを屋敷にとどまらせます。マルセイユの方もその方が目的を果たせるとなんだかんだ受け入れるのですが、シルヴィエのマルセイユに対する猫可愛がり(と言っておきます)がすんごい。
どれだけ可愛がるの?そしてマルくんはどれだけ流されやすいの?と少々心配になりつつ、でもそのお陰か、マルセイユは処刑間近のシルヴィエをどうにか救おうと奮闘し始めるのです。
……と、思ったら!(´⊙ω⊙`)
他の方のレビューにもありますので…続きを読む - ★★★ Excellent!!!壮大なスケールで描く、盗人と王の子のブロマンス
王の子でありながら、簒奪者に父が討たれて無実の罪を着せられ、不自由な生活を余儀なくされているシルヴィエ。
そんな彼の屋敷に入った、盗人のマルセイユ。まあ、あっさり捕まってしまうのですけどね。
しかしここから、盗人マルセイユと、王の子のシルヴィエの物語は燃え上がるのです!
身分も立場も全く違うはずなのに、互いに惹かれあう二人。
しかし無実の罪を着せられているシルヴィエに残された時間は、長くありません。
死にゆく運命のシルヴィエを、どうにかして助けたいマルセイユですが、ただの泥棒の彼に、いったいなにができるか……。
とまあ、そんな絶望的な状況の中で愛し合う二人の様子が描かれるわけですが、この…続きを読む