クズ野郎異世界紀行

　昨今ありふれたナーロッパという言葉で表される量販店の様なありふれた作品ではなく、しっかりとした独自の世界が構築された素晴らしい名作。

　一見するとまるでクズな男。一見すると超絶美麗な少女。

　二人がどうにかこうにか謎の異世界で生きていく話なのですが、紆余曲折あって上手くいかなくて各地を彷徨う。その苦労する内容も全てが嚙み合って素晴らしいハーモニーを奏でています。

　誠実で真っ直ぐな人間は生きてくのが厳しい。それでも愛するものが傍にいれば生きていける。おかしな形にみえるかもしれませんが、この物語は愛がテーマなのかもしれません。

クズ野郎な主人公が自分のためだけに動く自動人形（超強い）を手に入れ無双する！だけの話ではなく、
自堕落さを満遍なく発揮しながらも異世界のシビアに襲いかかる状況に対抗していくハードボイルドな面白さがあります｡
シンプルに、私は好きです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（151文字）

星が少なすぎる。
文章が上手いのはもちろんストーリー構成がビターで渋い。
主人公は最強でもなんでもないが人形の相棒との語らいやグッとくる演出が良い。
ライトノベルというより普通に小説です。

1度目の人生で手に入れることのできなかった「愛」を追い求め、異世界を彷徨う主人公
と、そんな主人公に無償の愛を与えてくれる相棒の美しき自動人形
が織りなす、ハードボイルドなダークファンタジーです。













作者さん途中まででいいので続き投稿して欲しいです。

昨今のヤンデレ業界にはどうしてもヤンデレを一つの型のようにして語る風潮がある。

やれ包丁がどうだ、好き好きと連呼するのがどうだ、監禁がどうだ、心中がどうだ・・・そういった記号化されたヤンデレをほらこれが好きなんだろうとお出しされてもまるで中身が伴わない、食品サンプルのような見せかけの興奮しか得られないのだ。

ヤンデレの根本にあるのは対象への大きな愛情。この人にどこまでも尽くしたい、この人のためになんでもしてあげたいという愛情なのである。

この作品のヒロインである主人公を愛する人形のヒロインは必要以上に好き好きと連呼しない、監禁もしない、心中だってしない。しかし、作中の端々から主人公を愛…続きを読む

ゴ◯レム戦記読んだ人ならハマる！
ゴーレ◯戦記が中高生向けならこの話は大人向けwエロくはないけど。
主人公は強く無いしチートも魔力も無いけど神様から貰った球体関節人形（美少女）が強い。だから主人公は動かず人形に働かせる。その金で生活する、酒呑む、買う。
しかし作者の伝えたい事は人形と人間の違い、生き方、争う事の意味ではないかと。

章が進むにつれて、深みを増し面白くなっていくストーリー。

何より、主人公のキミヒコと人形のホワイトのコンビが最高。
ホワイトのようなヒロインはかなり珍しいけれど、性格や設定全て魅力的。　

主人公たち以外のキャラクターも個性が輝いていて、気づいたら好きになっている。
応援してます　

更新たのむ！！

最初は有りがちなチートアイテム無双系かと思いましたが
読み進めていくとSF的考証も持っている骨太ダークファンタジーでした。
物語もゴールに向けてしっかり進んでいて、なろうにありがちな迷走してエタる感じがしないので安心して読んでいられます。
続きが楽しみです。

まずチーレム無双では無いのがいい、呆れる事も無く
それでいて納得あるリアリティで読み続けられる

漫画アニメになっていないのが不思議なレベルの完成度
自分は色々と読んできてこれが漫画家すれば間違いないという予想は外したことが無い

この作品は異世界おじさんやフリーレンほどでは無いが
魔法少女に憧れて、見える子ちゃんレベルの完成度
執筆前によく考えて、練っているんだなと思う
ただ坊ちゃんや甘ちゃんにはグロや非情さがウケ無い部分もあるだろう

いつ漫画になってもおかしくないので漫画家選びは他人任せにするのではなく
原作者も絵や人物像などの確認をして欲しい
そして今のうちに書き溜めておいてくれ