「江戸ファンタジー 時代小説」を含む小説

信州、飯山藩に人質として送られた堀田珠緒は、政略のためとはいえ、自ら望んで藩に身を差し出した。 だが待っていたのは、祠に捧げられる“人身御供”という裏切りだった。 祠に運ばれた…

「…あぁ神さま…」 　 舞台は江戸時代中期。 若くして命を落としたハルは前世の記憶と神様を認識したり会話が出来る「力」を持ったまま生まれ変わる。 そのおかげで今世でも厄介事に巻き…

寛政の世、エルフ・ドワーフ・人間が共生する江戸で、巧妙な偽金が出回り始める。古着屋の得之助は、エルフの見習い両替商シルワン、ドワーフの鍛冶職人グランツ、密偵の芸者お糸と共に真相に…

本所の長屋に住む凜は医者の傍ら、夢を買う商いをしている。 人に化け、人の世で暮らす獏・凜と座敷童の優太が出会う 江戸の人情話。 一話完結　オムニバス ※どの話から読んでも楽しめ…

天満夕輝は予備校からの帰り道、着物を着た幼い女の子と出会った。 その子を家に送ろうと、一緒に歩いていくと複数の着物を着ている男達が乱闘していた。 その中の一人が刀で斬られそうにな…

働き者で人のいい源蔵さんと、汗水垂らして働くよりは、ちょっと楽して稼ぎたいお調子者の京助。 ある日、居候の京助は源蔵さんに、怪しげな儲け話を持ってきます。 根の優しい源蔵さんと…

江戸小石川小日向にある道場「試衛館」の沖田宗次郎（後の総司）は十六才の天才剣士。 多摩へ出稽古へ行く途中、思いもかけぬ“もの”を拾った。 それは、世にも不思議な身の上をかたり、宗…

過去に藩の討っ手役を失敗した為に、左遷の上に禄高半減の処分を受けた過去を持つ臼浦覚平は、〔万里眼〕と呼ばれる目の良さと、立信流免許皆伝の腕前を持つが、その口下手故に「むっつり覚平…

「大望など無い。天下無双にも興味は無い」 　武蔵は、そう言い捨てた。 「ただ、生きる事のみ」 慶長17年4月13日、宮本武蔵と佐々木小次郎との決闘、その一場面を描いた歴史ショー…