より自由に、よりドラマチックに恋に落ちる二人が見たい! 「わくわく」と「ドキドキ」を詰め込んだ男性同士の恋愛ファンタジー作品を募集します!
337 作品
『第1回ルビーファンタジーBL小説大賞』コンテストにたくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
今回のコンテストは、BL小説の中でも「ファンタジー」に重点を置き、より自由に、よりドラマチックに恋に落ちる二人が見たい!「わくわく」と「ドキドキ」を詰め込んだ男性同士の恋愛ファンタジーをコンセプトに、作品を募集させていただきました。
その結果、337作品と多くの作品をお寄せいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。
総評としては、現在WEB小説からの書籍化が加速しているせいか、筆力の優れたレベルの高い作品が数多く投稿されており、このジャンルの層の厚さを実感いたしました。
元々は自分の趣味で書いたもの、商業には少し向かない挑戦的な題材のものなどもあり、
「小説を書くことを楽しんでいる」方々が沢山存在していることに、ジャンルに携わる者としてとても頼もしさを感じました。
今回選ばれなかった作品の中にも、仕事を忘れるほど引き込まれた作品、個人的趣味で追いかけたくなった作品もあります。
その熱量は失わずに、もし良かったら次回のコンテストにも新たな作品で我々に挑戦をしてきてください。楽しみにしております。
優秀賞となった4作品においては、ファンタジーならではの題材の面白さはもちろんのこと、
読み手を引き込むストーリー展開や、この二人のラブストーリーをもっと覗き見したい!と思わせる魅力的なキャラクターとその関係性、また、商業作品としてジャンルのニーズをきちんと捉えていること、が受賞の決め手となりました。
受賞作は、2025年度中の刊行を目指して書籍化を進めてまいります。楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
ルビー文庫では引き続き、「第2回ルビーファンタジーBL小説大賞」を2025年中に開催を予定しております。
また、新たなる作品との出会いを求め「第27回角川ルビー小説大賞」が4月から募集が始まります。
どちらもカクヨムから応募が可能ですので、書籍化デビューを目指したい! と思われる方は、ぜひご応募いただけますと幸いです。
今後も皆様からの力作をお待ちしております!
該当なし
公爵令息アベイル・エルニの護衛任務を命じられた第三騎士団の騎士カイン。アベイルは王女の婚約者だったが、王女や侯爵令息を害そうとした罪で婚約破棄され、南方の辺境地へ追放される悪役令息であった。護衛中、アベイルは父親の宰相からの刺客に命を狙われるが、不気味に笑う彼にカインは言いようのない不気味さを感じていた。しかし、領地経営に励むアベイルは、悪評とは裏腹に真摯に民のことを考えているように見え、人となりを知るほどに、カインはアベイルに惹かれていく。そして、自身を顧みない彼の性分に、酷く不安になる。かつて彼に向けた言葉――「貴方を、軽蔑します」――その言葉を挽回すべく、カインは彼に尽くしていく。困難続きの領地運営の末、魔獣の大暴走で領地を追われた二人はカインの実家へ逃げ込み、カインはついにアベイルへ想いを告げる。それをアベイルは受け入れ、互いに心を通わせたかに思えたが、アベイルはカインに「僕の命が奪われそうになったら君が殺せ」と残酷な命令を下す。果たしてその時が訪れ――!?
辺境伯の八男ベルラン・セイレストは、帝都の辺境で密猟者から野生竜を守る日々を送る、前世の記憶を持つ転生者だ。前世でペット用品の会社の営業職だったせいか、希少なスキルを持ち『竜の守護者』として生きる宿命を背負っていた。そんな彼は、密猟者から保護した幼竜ギンハがベルランを主人として選んだことで、竜騎士となるべく帝都の上級学院に入学することになる。学院では、同じく幼竜の主人となった問題児リリオーネと同室に。彼の幼竜無色竜は育児放棄され瀕死状態で、ベルランは無色竜を救おうとするが、リリオーネに反発され乱闘騒ぎを起こす。二人は懲罰房暮らしを命じられるが、ベルランが使う前世の知識を活かした竜のお世話グッズにリリオーネが興味を持ち、二人は幼竜の世話を共に始める。魔力の相性が良かった二人は、最初こそ反発しあったものの惹かれあい、距離を縮めていく。しかし、リリオーネはベルランに心を開こうとせず、一定の距離を置こうとする。彼に影を落とす、禍々しい呪い。そんな折、復活した邪竜にリリオーネが飲み込まれる危機が訪れて…!?
飛竜の血を引くグラディウス家と海竜の血を引くオーベル家は、ホーフブルク王国を守護する空軍と海軍の双翼として名を馳せながらも犬猿の仲として有名。飛竜リアンと海竜ヴァルハルトも例外ではなく、言い争いと衝突を繰り返していたが、飛竜の力が弱まる新月の夜、体調を崩していたリアンは弾みでヴァルハルトと一夜を共にしてしまう。不幸な事故だったと割り切ったはずが、何故かヴァルハルトはそれが気に入らない様子で、リアンも口とは裏腹にその夜のことをなかなか忘れられない。合同任務で偶然共闘した際にも、海に落ちたリアンを助けてくれたのは、ヴァルハルトだった。リアンの中でヴァルハルトへの評価が変わり始め、番の相手として人間と見合いをしているときにも彼の顔が浮かんでしまい、そんな自分の感情に戸惑う。一方で、絶滅寸前の飛竜の血を守ろうとする祖父の恐ろしい計略を知ったリアンは反発し、海へ落とされてしまう。拾われた海賊船でどこか懐かしい面影を持つ船長から祖父の思惑を知り、リアンは再び空へ戻ることを決意する。そこへリアンを助けるためにヴァルハルトが訪れ…?
アレクシス・アーヴィングは、乙女ゲーム『愛のプレリュード~ロマンシア学園へようこそ~』という乙女ゲームの世界に転生した男性だ。前世も男性だったが、この世界では第一王子の護衛という立場のモブキャラクターとして生まれ変わった。正しくは、その乙女ゲームのスピンオフアニメの世界で、悪役令嬢が主人公として活躍するはずだった。しかし、物語は予想外の展開を見せる。断罪される予定の第一王子が突如、婚約解消と王位継承権放棄を宣言し、辺境への引きこもりを決意したのだ。アレクシスは王子に仕える中で、単なるモブ以上の存在になっていく。学園を去る際に偶然血の繋がらない竜研究の第一人者の兄と再会したアレクシス。王子の療養先は竜の棲み処であり、研究に協力することになるらしい。辺境への旅路中、一行は正妃からの襲撃を受け、アレクシスは自身の隠された秘密を知り、襲撃者を撃退する。目的地のカルデラ湖のある辺境の地で、アレクシスは仔竜の世話を引き受け、新たな生活を始める。
「第1回ルビーファンタジーBL小説大賞」の中間選考の結果を発表させていただきます。
多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに作品を読んでくださった皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
※掲載の並びは作品のコンテストへの応募順となっております